▼体験記のはじめに
ここからは私が東京都(葛飾区)にある杉田眼科でオルソケラトロジーを始めるに至った経緯や、治療を開始してからどの程度の日数でどのように視力が改善していったのかの体験記をつづってみました。
簡単にまとめるつもりでしたが、かなりの量の文章になってしまいました。
もしかしたら「もっとまとめてほしい!」などのお叱りをうけるかもしれませんが、私のオルソケラトロジーに対する思いや治療の経緯を文章にすると、どうしても少なくはまとめきれませんでした。
正直なところ、全て読むのは少し大変かもしれません。
しかしながら、あなたが本当に「オルソケラトロジー」がどのようなものかを知りたかったり、本気で「始めてみよう!」という強い思いがあるのならば是非全てに目をとおしていただきたいと思います。
また、もし他にも知りたい情報があるならば「管理人にメール」の欄よりご質問いただいてもかまいません(ただし全てのメールに対する返信を保証するものではありません)。
それでは是非オルソケラトロジー体験者の「生の声」としてご覧ください。
▼オルソケラトロジーとの出会い
私は中学3年生の受験時代に眼を悪くしてしまいました。
受験勉強も佳境に入ってきた秋ごろに教室の時計の時間がぼやけて見えてしまったのです。
あわてて眼科に行き視力検査を行ったところ「右0.9、左0,7」と診断されてしまい落ち込んだのを良く覚えています。ただ、それぐらいであれば日常生活にさして影響は無かったのでその時点でメガネは作りませんでした。
受験も終わり、高校に入学したときに一番後ろの席になったのですが、そのときにはもう黒板の細かい字が見えなくなってしまっていました。そこで仕方なくメガネをつくったのですが、このメガネがいけなかったのです。
細かい部分は「メガネは近視をすすめる」のページで紹介いたしますが、メガネには近視を早めてしまう効果があります。
※余談ですが、もし近視の初期の段階である貴方がオルソケラトロジーを始めようかと迷っておられるのならば、それは間違いなく幸運だと思います。なぜならばオルソケラトロジーに出会うのが早ければ早いほど近視の進行は抑えることができるからです。
しかし、メガネがいくら眼にとってよくないものであっても視力が0.7ほどの状態でコンタクトレンズをするわけにもいかずに、仕方なくメガネをかけ始めました。それからは近視が加速度的に進んでしまい、1年ごとにメガネをつくりかえ、高校卒業時には両目ともに0,2ほどの視力しか残っていませんでした。
高校を卒業し、大学に入学してから「そろそろコンタクトレンズを使いたいな」と思い、ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズを探していたその時にオルソケラトロジーに出会ったのです。
「日中は裸眼でOKのコンタクトレンズ」という言葉を知り、そのメリットを知るほどに「オルソケラトロジーを試してみよう!」と気持ちが高まってゆき、挑戦してみることにしたのです。
▼はじめの一歩は眼科探しから
オルソケラトロジーを使用するのにはまず適性検査を受けなければいけないことを知った私は自宅から通える距離にある取り扱い医院を探しました。
大事な眼のことでもあり、一度レンズをつくった場合はその先何年かの付き合いにもあるのでまずは信頼できる医院を探すことにしました。
「信頼できる医院」というのはとても重要なことであると思います。オルソケラトロジーの基本的な知識についてはインターネットや本を見てある程度学ぶことはできますが、定期検査を入念にしていただく等の専門的な部分についてはやはり専門家にお任せするしかありません。
最初にインターネット上で取り扱い眼科を探していると「モニター制度」を実施しているところがあるのを知りました。モニター制度とは定期的に角膜の状態のデータなどを採る代わりに、オーダーするレンズの代金を通常よりかなり割引してくれるという制度です。
最初の一つとしてモニター制度を実施している眼科に「モニター制度とはどのようなものなのでしょうか?」とメールで聞いてみました。これは単に治療を受ける手順の説明が聞きたいだけではなく、医院側の説明の仕方等をみて「信頼できる医院」かどうかを判断したかったのです。
返信はすぐにきたのですが、「モニター制度の体験者として登録させていただきました」と最初の一文にいきなりの文字がありました。この時点で私は「患者の不安感を取り除くのを優先するのよりも、売り込むのを優先しているのかな…」と思ってしまい、この眼科で治療を受けるのを見送りました。
モニターになれば両目で10万円ほどでレンズをオーダーできるのは魅力だったのですが、やはり「信頼できる医院」というのを優先させたかったのです。
近場にモニター制度を実施している眼科がその眼科以外には無かったので、今度は通常の治療だけでオルソケラトロジーを実施している医院を探しました。結論からいいますと、最初に見つけた眼科こそが探し求めていた「信頼できる医院」だったのです。
なぜ信頼できると判断したかというと、例によってメールで治療の手順や料金などを聞いてみたのですが(実際に接触して医院側の対応をみるというのは重要だと思います)、その返信が非常に細かくこちらの疑問点を解消するものであったので「ここならば信頼できるな」と思ってその眼科で治療を受けることを決心したのです。
あとはその眼科でオルソケラトロジーの適性検査を受ける予約をして私は「はじめの一歩」を踏み出しました。
▼まずは適性検査
適性検査の結果次第でオルソケラトロジーを使用できるかどうかが決まります。
この時に実際にテストレンズをつけてみてオルソケラトロジーの効果が十分にあらわれるかどうかも試すので、私と同じようにコンタクトレンズ未経験の方はレンズの正しいつけ方などを十分に学びましょう。
適性検査はまず問診表から始まりました。
問診表に書いてるのは簡単な質問で「何歳ごろから視力が悪くなったのか」、「ドライアイであるか」等、5分ほどで全て書けるものでした。全ての項目を書いて受付に提出すると、次は視力検査です。
裸眼で測ると左右ともに0,1以下。毎度のことなのですが、メガネをはずすと「0,1」の文字すら見えないのは非常に悲しいです。しかし、それだけに「あと何時間かしたら同じ検査表がどう見えるんだろう…?」とオルソケラトロジーへの期待感も大きくなりました。
視力検査の次は自分に最適なテストレンズを選ぶために角膜の形状を測る検査をします。オルソケラトロジーに限らずコンタクトレンズは眼に直接フィットさせるものなので、レンズの形は非常に重要です。
私はレンズの使用が可能な規定値よりも左目が若干平らな形状だったのですが、医師の方から「これぐらいであれば大丈夫です」と言われたので一安心しました。
中には視力や角膜の形状によりオルソケラトロジーの使用に適していないという方もいますが、「視力がかなり悪くても角膜に柔軟性があるために使用可能」という場合もあります。
なのでまずは適性検査だけでも受けてみましょう。
何も行動しないで諦めてしまうというのは非常にもったいないと思います。
視力や角膜の形状を測り自分に合うテストレンズが決まったら、いよいよオルソケラトロジーを体験できます。
▼テストレンズの装着
テストレンズとはオルソケラトロジーの使用に適しているかどうかを試すために使うものです。
角膜の形状、柔軟性や近視の程度によってはオルソケラトロジーが使えない方もいるので、このテストレンズを装着することによって角膜矯正の効果がでるのかどうかを試します。
私はコンタクトレンズ未経験であったので、このテストレンズをつけるのにも悪戦苦闘し、かなりの時間がかかってしまいました。眼に何かを入れるということに抵抗があったのでどうしても…となってしまったのです。
悪戦苦闘している私に医師の方がレンズの付け方や瞳からズレたレンズを中心部分に戻す方法を丁寧に教えてくださり、時間はかかりましたがようやくレンズを装着できました。
驚いたことにレンズをつけるとすぐに遠くの景色まではっきりと見えました。
「これがオルソケラトロジーの効果!?」と思いましたが、実はオルソケラトロジーのレンズにも通常のコンタクトレンズと同様に度がはいっているので、装着後すぐに見えるようになるのです(余談ですがこれを利用して通常のレンズと同じように昼間の間に装着して使用することも可能です)。
最初の数分はコンタクトレンズが眼の中でゴロゴロするのが気になりましたが、慣れていくうちにその異物感がだんだんと消えていきました。
その後、医師の方に「このまま1時間くらい眼を閉じていてください。その間眠っても大丈夫ですよ。」と言われたのでそのまま眼を閉じて待つことにしました。
眼を閉じると異物感も全然感じなかったので、リラックスして1時間を過ごすことができました。
その時は「本当に1時間だけでも効果があるのかな??」という期待と不安が半々でした。
1時間後。
医師の方の指示でレンズをはずしてみました。
▼レンズをはずして広がる世界
1時間くらい経ってからレンズをはずすように言われました。
レンズをはずして周囲を見わたしてみると1時間程でも確かに効果があり、本当に遠くのものまで見えるようになっていたのです。
ずっとメガネに頼りっきりで、裸眼ではほとんど物が見えない状態だったのでこれには本当に感動しました。ただ、最初は蛍光灯などの光を見ると若干にじんで見えることが気になりました。
もし今お手元に目薬があれば両目にさしてみて下さい。そしてそのまま目を拭かないで、周囲を見わたしていただきたいと思います。
おそらく蛍光灯などの光源を見ると目薬の影響でにじんでみえると思います。オルソケラトロジーによる「光がにじむ」という状態を疑似体験できると思います(この状態は装用初期によく起こる現象です)。
テストレンズ装用後は効果測定のための視力検査です。
普段であれば裸眼では視力検査をしたくなかったのですが(検査表の「0,1」すらよく見えないのにヘコんでいたので…)、このときは視力検査を早く試してみたくてわくわくしました。
医師の方に誘導され、先ほど裸眼で測ったのと同じ検査表の前へ。
検査をすると先ほどは一番上の「0,1」の文字すら見えなかったのですが、オルソケラトロジーのおかげで今度ははっきりと見えたのです。
視力検査の結果は両眼ともに「0.6」。もちろん裸眼での数字です。
個人差はありますが、オルソケラトロジーは短時間でもかなりの効果があらわれることがあります。
その後、医師の方に「効果が確認されたようなので、このままテストレンズを使ってみますか?」と言われたので、もちろん試すことし、レンズとハードコンタクト用ケース、点眼液と洗浄液をお借りしてその日はそのまま帰宅しました。
(帰宅する途中にも眼科に来る時にみた景色が裸眼でもよく見えるのが印象的でした)
▼テストレンズ-1日目
眼科から2時間ほどかかって家に到着するころにはオルソケラトロジーの効果も徐々に薄れてゆきました。レンズ装着時間が1時間だけではやはり効果は長く続きません。
オルソケラトロジー生活一日目は寝る前にレンズを着けるのに悪戦苦闘してしまいました。
今度は着け方を指導してくれる人がそばにいないために大変でしたが、これからオルソケラトロジーを始めるのには一人で管理をしなければいけないので、そのことに関しては「慣れるしかないっ!!」と思いました。
装着後、まばたきする度にレンズが上下に動くゴロゴロするような異物感はまだありましたが、眼を閉じてしまうとほとんど気にはなりませんのですぐに眠ることができました。基本的に異物感は眼を開けたり閉じたりする時だけで、眼を閉じたままの状態ではほとんど気にはなりません。
通常のハードコンタクトレンズは着けたまま生活をしなければならないので、まばたきをする度に異物感を感じます。もし普通のコンタクトレンズをお持ちの方はレンズを着けたまま目を閉じてみてください。異物感はほとんど感じないのではないでしょうか?
そして翌朝起きてみると眼が少し乾いているような感覚がありました。この感覚は特に眼に異常があるわけではなく、何ヶ月続けても起こります。レンズをはずす際にははずしやすくするために眼を十分に潤す必要があるので、必ず目薬をさしましょう。
その時の基準として目薬をさしてからまばたきをして、レンズが眼の中で上下に少し動くようになるとはずしやすくなります(先述の「ゴロゴロした状態」になればOKです)。
レンズをはずすと少し光がぼやける感じがしましたが、確かに周りの景色ははっきりと見えました。
ただ右目と左目で若干効果が違うようで左目は近くのものが良く見える代わりに遠くのものがすこしぼやけ、右目はその逆という感じでした。それでもメガネ無しでモノが良く見えるのは本当に久しぶりの感覚です。
初日は角膜にクセがついていないために、夕方ごろになると徐々に視力が落ちてゆき、街灯の光がにじんで見えると思います。ゆえにオルソケラトロジー開始初期のころは夕方ごろになるとメガネを併用する必要があります。(その際、メガネをかけてみるとわかるのですが、今まで使っていたメガネが合わなくなってしまいます)。
視力の良い人が近視用のメガネを使うと逆に見えなくなってしまいますが、これと同じような現象がおきてしまうのです。夕方ごろになると視力が元に戻ってきますが、それでもある程度の効果が残っているために今までのメガネが使えなくなってしまうのです。
最初のころはこうした不便さもでてくるかもしれません。
しかし、オルソケラトロジーの効果が安定してくるのには少し時間がかかります。このあたりは何とか乗り切りましょう!
▼2日目
2日目は若干昨日よりも近くが見えなくなっているような気がしました。
これは後になったわかったのですが、原因としては「オルソケラトロジーは装用時間を計算してつくられているので、その時間を超えて着用すると見えすぎるようになってしまう」ということが挙げられます。
つまり、矯正が進みすぎて遠視の状態になってしまったということです。
私の場合は7~8時間の睡眠時間に合わせたレンズであったので、寝る前にレンズを装着してから1~2時間ほどしてから寝てしまったので、結果として10時間近くレンズを着用していたのが原因だったようです。
逆に着用時間が短すぎると視力が十分に戻らなかったり、夕方前に効果がすっかり無くなってしまうということもありえます。このあたりは自分のスケジュールによって適切に管理することが必要です。
例えば次の日に図書館で勉強をしたり、「近くを見る日が多いな」と予想できるのであればレンズを装着してすぐに寝ることが必要ですし、遠くを見る機会が多ければ長く装着しても良いかもしれません。
このあたりは慣れで、使用経験が長くなると自然にオルソケラトロジーを使いこなすことができるようなると思います。
▼3日目
3日目の朝にレンズをはずすと、遠くも近くもはっきりと見える今までで最高の状態でした。
オルソケラトロジーは最初の段階ではどうしても視力が不安定になる日があるのですが、この日はうまくいったようです。
自転車をこぎながら見る町並みはメガネを通してみたそれとは気持ち的に全然違いました。
きっとメガネを着けているわずらわしい感覚も、コンタクトレンズのゴロゴロする感覚からも解放されているからでしょう。
また、3日間連続して使用すると効果は落ちてゆくものの、夜まで視力矯正の効果が持続するようになってゆきました。
この日は終日メガネいらずです。
▼4日目から7日目
オルソケラトロジー使用開始から4日目~7日目までになるとほとんどメガネを使用せずに生活できました。
安定しない日の特徴として、「起きている時間、就寝時間と合わせて10時間くらい装着していると遠視のような状態になる」ということと、「寝る直前に目が乾いた状態になっている」ということが挙げられます。
1つ目の対処法として「なるべく寝る直前まではレンズをしない」、「休日の二度寝をしない(笑)」ということが重要だと思います。また、注意点ですが寝る直前にレンズをするときは感染症などを防ぐために必ず石鹸で手を洗ってからにしましょう。
2つ目はレンズをしてからテレビを観る、長時間パソコンを使うなどして眼が乾いた状態になってから寝ると翌日に不安定になることが多いと思います。恐らく眼が乾いた状態だとレンズがうまく中心部分に戻らず、微妙に瞳からズレてしまうために視力が不安定になるのでしょう。
これは「寝る前に目薬をする」ということを守れば対処できます。
こうしてみるとなるべく就寝直前にレンズをするのが一番の対策になるので、レンズをしたらすぐに寝てしまうのが理想的です。
▼レンズオーダーの日
テストレンズの装用期間も終わり、定期検査とレンズをオーダーするかどうかの決定する日がやってきました。
まずは眼に異常が無いかどうかをチェックし、視力検査を行ったところ両眼ともに「1.0」程度の視力がありました。自分でも恐らく1,0くらいの視力はあるだろうということは感じていましたが、数字になるとやはり嬉しさも倍増です。
オルソケラトロジー装用後は視力検査をするのが楽しみになると思います。
レンズをオーダーする意思を医師の方に伝えて(←偶然です)、晴れて自分専用のレンズをつくることにしました。
米国でオーダーしたレンズが手元に届くのには1ヶ月ほどかかるので、その間はそれまでに使っていたテストレンズをそのままお借りして眼科を後にしました。
最初に来院したときにはメガネ無しでは何も見えない状態だったのですが、今ではもう家から眼科までの間を裸眼でも何不自由なく移動することができました。もうメガネを携帯する必要もありません。
私は以前は電車の中で本を読むときにはメガネをしているとどうしても眼が重くなる感覚があったために、はずして見ていたのですが、今ではもうその必要はありません(余談ですが、近くをみるときにはメガネをはずしてみた方が眼のために良いです)。
使用開始から1週間程度でも眼が良かったころとほとんど同じ生活ができるということはとても嬉しいです。
▼1ヵ月後
このころになると日による視力の不安定さもあまり無くなり、安定感が増してゆきました。
安定しない時もあるのですが、ほぼ毎日、朝の8時ごろにレンズをはずしても夜の12時ごろまでしっかりと効果が持続するようになりました。
この時期は特に「効果が夜まで持続する」というのを強く感じると思います。
インターネット上や書籍などをみると大体のところでは「夜になると効果が弱くなってくる」と書いてあったりしますが、私としては夜になってもほとんど効果は変わらないように感じています(これには個人差があります)。
ただ、オルソケラトロジーは若干光に弱い面があるので、夜間に車を運転する方などは街頭の光がにじみやすいのために度の弱いメガネを携帯した方が良いかもしれません。もし仕事の都合上で運転する機会が多い方はかかりつけの医師の方とよく相談された方が良いと思います。
この時期からは裸眼で生活できる素晴らしさを十分に堪能できるでしょう。
▼オーダーレンズ装用開始
オーダーレンズの作成から3週間ほどが経ち、ようやく完成しました。
私はレンズ作成当初は大学生であり、生活の時間が不規則だったので医師の方が6時間ほどの睡眠でちょうどよくなるように強めのレンズをオーダーしてくださいました。
レンズ作成時にはライフスタイルを考えて度を調整してオーダーするので、このときにあなたのライフスタイルを伝えておけば医師がきちんとレンズを調整してくれるので、できる限りのことを伝えておきましょう。
オルソケラトロジーはオーダーメイドなので、レンズは世界に一つしかないあなただけのものとなります。
レンズの耐用年数がすぎれば作り変えることになりますが、最低でも2年くらいは使うことになるので作成するレンズについては事前によく考えておくと良いと思います。
さっそく眼科でオーダーレンズを装着してみましたが、特に異常は無く、晴れて装用開始ということになりました。正直なところ、その時はテストレンズと装着感は変わらないと思いました(笑)。
レンズの形は微妙なものですから着けてみても特に「装用感に違いはないな」というのが正直な感想です。
ただし、気持ちの違いというものはやはりあるもので、その日は夜寝るのが待ち遠しかったです。
オーダーレンズを受け取り今まで使っていたテストレンズを返却して家に帰りました。
このテストレンズを返す際に破損があると新たなレンズの作成費用として余分にお金がかかってしまう医院が多いのでレンズの取り扱いは慎重にしましょう。
▼3ヵ月後
オーダーレンズを装用してから2ヶ月ほど経ちました(テストレンズからの通算で3ヶ月ほどです)。
この時期にになるとかなり効果が安定してくるので裸眼生活を満喫できます。
装用開始した初期のころに問題だった「光に弱い」ということも徐々に少なくなってゆき(それでも若干光に弱い面はあります)、朝早くにレンズをはずしても夜遅くまで効果が持続します。
また、初期のころは夜レンズをしないで眠ってしまうと次の日はどうしてもオルソケラトロジー効果が無くなりメガネが必要となってしまうのですが、3ヶ月目くらいになるとレンズをしなかった次の日も幾分か効果が残るようになりました。
例えば装用開始初期のころは通学途中に電車の中で少し眠ってしまうだけでもオルソケラトロジーの効果が落ちてしまいますが、この時期になると電車の中で眠ってしまう程度では視力に影響はでません。
この時期以降は視力が良い人とほぼ変わらない生活がおくれます。
▼6ヶ月後まで
定期検査の特に問題は無く、順調にこの時期までくることができました。
この時期にはレンズをしないで寝た次の日でも良い視力を維持できるようになりました。
使用開始から半年後になると特に未成年の場合は角膜に柔軟性があるために、週に2~3回レンズを装着するだけで大丈夫な方もいます。また、仮性近視の場合は近視自体が治ってしまうのもこの時期です。
オルソケラトロジーは長く続ければ続けるほどメリットの部分が強くなってゆきます。
例えば、長く続ければ続けるほど視力は安定してゆきますし、レンズの着脱を含む管理も慣れれば大した手間はかからなくなってゆきます。
この時期になるともう言うことはありません。まずは半年間を目標に是非がんばってみてください。レンズの管理にも慣れるでしょうし、オルソケラトロジーの「視力が安定しない」といったデメリットの部分も徐々に無くなってゆきます。
あとは「続けることができるかできないか」だと思います。
オルソケラトロジーはレンズの装用を中止すれば角膜の形状は自然に元に戻ってゆきます。
これは「継続しない限り効果は続かない」ということにもなります。
定期的なレンズの装着と定期検査さえ怠らなければもう近視に悩むことはありません。
是非オルソケラトロジーを体験し、素晴らしい生活を満喫しましょう!
▼体験してみて-後書き
いかがでしたでしょうか?
私がオルソケラトロジーを体験して感じたことをそのまま書いてみました。
オルソケラトロジーを使用してみて特に感じたことは「当初欠点だと思っていたことが欠点になりにくくなった」ことです。
繰り返しになりますが、使用開始直後は視力が安定せずに良く見える日もあれば見えない日もあったのですが、使用期間が長くなるほどに視力が安定し、欠点だと思っていた不安定さが現れにくくなるのです。
また、当初は視力矯正の効果が夕方ごろにはかなり弱くなったのですが、1週間~1ヶ月くらいすると夜遅くまで効果が持続するようになりました。
私のようなコンタクトレンズ未経験者にとっては最初はレンズの着脱にも時間がかかりましたが、慣れればものの数分で終わります。
検査などで最初は頻繁に眼科に通うことになりますが、使用開始6ヵ月後からは半年ごとでも問題ありません。
正直に言って最初は大変です。
しかし、それを乗越えることができればオルソケラトロジーはあなたの生活の素晴らしいパートナーとなってくれます。
もしあなたがオルソケラトロジーを始めるかどうか迷っているのならば、是非初回検査だけでも受けてみてください。
初回検査の場合は保険も効くので費用も3000円前後で済みますし、テストレンズを使ってほんの少しの間ですが裸眼でものが見える状態を体験できます。
「百聞は一見にしかず」という言葉があります。
「100回聞くよりも1回見たほうが物事はよく理解できる」という意味ですが、この言葉には続きがあって「百見は一考にしかず」という言葉があります。
「100回見るよりも1回考えてみた方がものごとはよくわかる」という意味です。
実はこの言葉にはさらに続きがあって「百考は一行にしかず」という言葉があるそうです。
「100回考えてみるよりも1回行動してみるのが一番よく物事を理解できる」という意味です。
もちろんこれらの言葉は辞書に載っている正式なことわざではないですが、一代で巨万の富を築いた大富豪や優秀なビジネスマンはこの言葉を経験的に理解しているそうです。
彼らは「とりあえずやってみよう。そうすれば物事は前進する」ということを肌で感じているのです。
まずは一度オルソケラトロジーを体験してみてください。
そして同じ近視に悩んでいたあなたが裸眼でものが見える喜びを感じていただければ、私もこの体験記を書いて本当によかったと思います。
是非オルソケラトロジーを体験し、視力の良かったあの日々を取り戻してみてください。
▼定期検査での失敗
1ヶ月目の定期検査で失敗してしまったので一つ記しておきます。
定期検査の予約をした日の前日の就寝が遅くなってしまい、午前3時ごろにレンズをして7時くらいには起きなけらばならなくなってしまったのですが、この時オルソケラトロジーの効果が十分に現れないままに検査を受けることになってしまいました。
そのためにレンズの効果が十分に現れているのか測定が難しくなってしまったという事態がおきてしまったのです。
定期検診を受ける前の日はレンズの効果を正しく計測するために余裕をもって就寝しましょう。
▼私の感じたメリットとデメリット
インターネット上や本などでオルソケラトロジーのメリットとデメリットは数多く紹介されていますが、ここでは私が実際に使用してみて感じたメリットとデメリットを記しておこうと思います。
もうしかしたら、こういった生の声こそ皆さんも一番よく知りたいことなのかと思います。
メリットを先に挙げると、やはり一番のメリットは裸眼で生活できることかと思います。
これはどこでも言われていることですが一番の利点であり、実際に私も強く感じます。
私は以前はメガネのみを使用していましたが、メガネは本来遠くをみるときに使うものであるので本を読むなど、近くを見るのには適していません。
私は外出先で本を読むときは眼が重くなるような感覚があったので必ずメガネをはずしていました。その着脱の手間がなくなったというのは地味ではありますが非常に爽快です。
次には近視の進行を感じなくなったということです。
メガネを使われている方はご存知でしょうが、メガネは近視を強く進めてしまう効果があるために2~3年もすれば新しく作り変えることになってしまいます。
実際に私も高校に入学してメガネを初めてつくってからは2年おきくらいに作り直さなければなりませんでした。オルソケラトロジーには近視の進行を遅くしたり、完全に止めてしまう効果も確認されているので、メガネを併用するにしても「度の強いものにつくりかえる」ということはなくなるでしょう。
逆に度の弱いものに作り変えることさえあります。
作り変えなくても「昔使っていた度の弱いメガネを使う」ということでも十分対応できるでしょう(これには自分が若返ったかのように錯覚できるオマケもあります(笑))。
これ以外にもメリットはたくさんありますが、強く感じたものとしては以上の2点です。
逆にデメリットを挙げてみます。
まず、「装用時間によっては遠視のようになったり、逆に効果が十分にあらわれずに遠くが良く見えないときもある」というところです。
装用時間が長くなってしまうと手元の本が良く見えないことがあります。遠くの景色は良く見えるのに不思議に思いますが、事実としてこの現象はあります。
逆に睡眠時間が少なく、効果が十分に現れなかったり、夕方ごろにはすっかり見えなくなってしまうということもあります。
生活のリズムが不規則な人はこのあたりとどう付き合うかを考える必要があります。
また、定期的にレンズを装用しなければならないのでどうしてもある程度のわずらわしさはあります。メガネだと身につけるだけで簡単に近視矯正ができるために、それと比べると手間がかかるというのは否定できません。
コンタクトの装用が定期的にしっかりできる人でないとオルソケラトロジーは使用できないということです。
ただし、上記の2点は長く続けるうちにそれほど問題にならなくなってくるために開始初期限定のデメリットと言えるかもしれません。
生の声としてはこのようなところです。是非参考にしてみてください。
▼オルソケラトロジーで失敗しないために
このサイトをご覧いただいたあなたにはオルソケラトロジーについての素晴らしさを十分にご理解していただけたかと思います。
そんな便利なオルソケラトロジーですが、せっかく数万円するテストレンズを使い、さらに10万円以上の費用を支払って自分専用のレンズをオーダーしても、長く使っているうちに「自分には合わなかった」という理由で装用を中止してしまう例があります。
どうしてこのようなことが起きてしまうのでしょうか?
まず、オルソケラトロジーは「適応検査」から始まり、1週間程度の期間「テストレンズ」を使うことから始まります。
「数万円払ってまでテストレンズを使わなくても、最初からレンズをオーダーすればいいのでは…?」と、お思いになる方も多いでしょう。
実は私もそうでした。初回検査の結果、オルソケラトロジーの効果が確認できたので「テストレンズ」を使う意味がわからなく、無駄であるように思ったのです。
しかし、実際のところテストレンズは絶対に必要です。
なぜなら近視の程度があまり進んでいなく、オルソケラトロジーで矯正可能な範囲内であっても、それ以外の様々な要素も絡んでくるからです。
例えば「角膜の柔軟性」です。
角膜の柔軟性には個人差があり、柔らかく変形が容易な方もいれば変形しにくい角膜をお持ちの方もいます。
こうしたことは初回の検査で数時間の間テストレンズを使ったくらいでは経験を積んだ医師にも判断がつきにくいのです。
そのためにテストレンズを使い、ある程度の期間オルソケラトロジーを試してみることが必要なのです。
■オルソケラトロジーを長く体験してみるのには?
テストレンズを使い、オルソケラトロジーを体験してみる重要性を理解していただけたかと思います。
しかし、「テストレンズが重要なのがわかったけど、数万円の費用はやはりもったいないな…」と思われる方もいるかもしれません。
そんな中、おすすめなのがオルソケラトロジー【1ヶ月以上】無料体験です。
ここは何といっても長期間無料でオルソケラトロジーを体験できるところが魅力です。
今まで説明しましたとおり、通常テストレンズは数万円の費用がかかります。
テストレンズのみを使い、自分のレンズをオーダーしなかったときは、ある程度の費用を返却してくれる眼科が多いですが、それでもやはり2~3万円程度の負担になってしまいます。
当サイトで情報を得たあなたなら体験してみることの重要性をおわかりいただけたかと思います。
一ヶ月もの期間、無料でオルソケラトロジーを体験できる眼科はなかなかないと思います。
オルソケラトロジーはまず体験してみることが重要です。
できるだけ長い間体験し、失敗のリスクを最小限にしてからレンズをオーダーすることをおすすめします。