過矯正
治療開始直後にある症状で、それまでに使用していたメガネが合わなくなってしまうことがあります。これはオルソケラトロジーによってある程度の屈折率が改善したため、それまでに使用していたメガネの度数が強くなりすぎてしまったために起こる現象で、「過矯正」と呼ばれています。
特に中度~強度近視の人はすぐに治療の効果がでることは少ないので、最初のうちはメガネを併用する必要があります。また、夜間になると視力矯正の効果が落ちることもあるので、夜間にメガネを併用する必要がある場合もあります。
もしそれまでに使用していたメガネを使って過矯正になってしまった場合は新たなメガネを予備用に作るか、以前使用していた度の弱いメガネを使うなどして対処しましょう。場合によっては一時的に使い捨てのコンタクトレンズを使用している患者さんもいます。
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フラット化
フラット化とはレンズによって角膜を平らにすることです。
オルソケラトロジーはレンズによって角膜の中心部をフラット化させ、屈折率を変化させて視力の矯正を目指すものなので基本の技術とも言えます。
逆の場合は「スティープ化」と呼ばれ、角膜を丸みを帯びた形状に変えることを指します。
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フィッティング
フィッティングとはその名の通り、レンズを患者の瞳にフィットさせる技術のことです。コンタクトレンズは眼に直接触れるものなのでこの技術は非常に大事です。
フィッティングが合わないと眼に異物感を感じるだけでなく、あまりに合わないと眼に異常が起きる可能性もあります。
特にオルソケラトロジーはレンズを瞳の中心にフィットさせることが大事なので、レンズをデザインする眼科医の技量が問われます。
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トライアルレンズ
トライアルレンズは「テストレンズ」とも言われ、治療に入る前に一時的に装用するレンズです。
このトライアルレンズによって患者はオルソケラトロジーがどんなものであるのかを体験でき、医師は患者にオルソケラトロジーの効果があらわれるかどうか、また、患者の角膜の硬さをある程度予測することができます。
治療を始めるに当たってどの眼科も必ず使用するものです。
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センタリング
センタリングとはレンズを角膜の中央部に収める技術で、非常に大事なものです。
なぜならオルソケラトロジーはレンズが瞳の中心に置かれた時に最大の視力矯正効果が生まれるからで、もしセンタリングがうまくいかなければ治療の効果も半減します。
そのため、レンズのセンタリングが上手な医師は技術の高い証拠とも言えるでしょう。
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スペクタクルブラー
スペクタクルブラーは「眼鏡の霞」と呼ばれる現象です。
元々はコンタクトレンズをはずした直後にメガネをかけた人たちが強いかすみを訴えたことから名づけられ、この状態になるとメガネでの視力矯正はできません。
これはコンタクトレンズの形状に合わせて角膜の形が変化し、屈折率が変わってしまったために起きた、いわば偶然の「オルソケラトロジー」とも言えます。
この「偶然の変化」を「意図的にコントロールできないだろうか?」という発想からオルソケラトロジーは誕生しました。
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スティープ化
「スティープ化」とは角膜を丸みを帯びた形に変えることです。眼の曲率よりもコンタクトレンズの曲率の方が高いときに、レンズに合わせて角膜の形がスティープ化(丸みを帯びた形化)します。
なお、オルソケラトロジーで近視を治療する際には角膜の中心部をフラット化(平ら化)することによって屈折率を改善し、良好な視力を得られることを治療の目的としているので、角膜をスティープ化させるのとは正反対の技術が要求されます。
逆にオルソケラトロジーによって遠視の治療をする際には角膜をスティープ化させる必要があります。
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ハロ
ハロとはオルソケラトロジー治療開始初期によくある現象で、光の周辺に霧のようなモヤがかかってしまい、視界がぼやけることです。
当然のことながら光源が多い夜間に主に見られます。
例えば、自動車や自転車のライト、街灯などに見えるので、この現象に遭遇してしまった人は夜間の運転をなるべく控えてください。
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リテイナーレンズ
治療の最終段階に使用するレンズのことで、破損しない限り、レンズの耐用年数がくるまではこのレンズを日常的に装用することになります。
良好な視力が得られ、眼にも異常が認められなければ1枚目のレンズがリテイナーレンズになりますが、もし目的とした裸眼視力が得られなかったり、眼に異常が起きた場合は別のリテイナーレンズを作る必要があります。
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夜間装用
寝ている間にレンズを装用することはオルソケラトロジーの真骨頂と言えるでしょう。
寝ている間はコンタクトレンズをしていることを感じない点、眼球運動やレンズとまぶたの間の圧力によって視力の矯正が早く進む点、レンズが空気と接触しないためにゴミなどが入らない点がメリットだと言われ、実際に多くの医師が夜間装用を薦めています。
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マッサージ効果
マッサージ効果とは寝ている間にオルソケラトロジーを装用したときに起こる現象です。
寝ている間はまぶたを閉じている状態なのでレンズにより圧力がかかり、加えて睡眠時は眼球運動による圧力もかかります。この二つを合わせてマッサージ効果と呼びます。
寝ている間はこのマッサージ効果が働くために、オルソケラトロジーの効果がよりあらわれやすくなるのです。
ゆえに、オルソケラトロジーでは寝ている間の装用を薦める医師が多くなっているのです。
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